夢・・・夢を見ている・・・ そう、これは現在起きている事柄ではない・・・何故なら・・・ もう、過去の・・・終わった事なのだから・・・ ━━━ゲフェンダンジョン地下3F━━━
この夢はいつの時のことだったか、今でもはっきりと覚えている。 そう、これは3年前の事だ・・・ 終焉舞曲と呼ばれるギルドの一部メンバーでいつもの様に狩りをしていた時におきた事故だった。
「クッ、ドッペルゲンガーだと!?」
体格の良い、屈強な騎士が叫ぶ。
━━冴月 十夜
終焉舞曲所属の騎士。 攻撃力のみに特化した両手剣使い。 騎士団での2つ名は「炎帝」
彼は剣を振るいながら仲間の女性プリーストに目配せをする。
「姫!アスペを!」
姫と呼ばれた女性は聖水を手に掲げ詠唱を始めた。
「聖なる水をもって不浄なる者達を浄化する力を刃に与えん。アスペルシオ!」
聖水が十夜のクレイモアにかけられ、魔法は完成した。
━━佳狐
終焉舞曲所属のプリーストで十夜の妻でもある女性。
そして、現在ドッペルゲンガーと無言で対峙している騎士とハンターの4人でゲフェンダンジョンに来ていたようだ。
━━司狼 神威
終焉舞曲所属の騎士 十夜が攻撃力に特化した騎士であるように、彼は素早さと判断力に特化した騎士である。 騎士団での2つ名は「瞬神」
━━理緒
終焉舞曲所属のハンターで神威の姉である。 ギルド唯一のハンターである。 その火力は十夜には及ばないものの大した物、魔法職がいないので唯一の遠距離職である。
そして、ドッペルゲンガーとの戦いはいっそう激しくなっていくのである。 鳴り響く剣撃音。 何度神威とドッペルゲンガーは切り結んだだろうか。 お互いに譲らない。お互いに隙を見せない。
隙あらば矢を撃ち込もうとしている理緒も動きを止めている。 いや、実際には動けない・・・と言うのが正しいのかもしれない。 今、不意に矢を撃てば神威に当たりかない。 それほどの速度で彼らは切り結んでいるのだ。
ドッペルゲンガーは常時その速度で移動しているようだ。 しかし、神威は一瞬のみ速度をあげてなんとか状況を維持しているようだ。
「そろそろ、限界が近いな・・・」 そう、彼はその一瞬の速度を長時間維持するだけの体力がまだないのだ。
体力の限界に近づく神威。そこに支援を得た十夜が走り、近づく・・・
「喰らえ!! ボウリングバッシュ!!」
十夜のボウリングバッシュがドッペルゲンガーに直撃する。
「グアアァァ」 「しかし、この先は・・・私にとっては最高の場だ・・・」
ドッペルゲンガーは闇の中に消えていく。 そして、終焉舞曲のメンバーは一度体制を整え、追撃に出るのであった。
To Be Continued・・・
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